明治時代の歴史学界―三上参次懐旧談

吉川弘文館1991-01 ¥0
讀了: 2010-09-10 ノンフィクション

[投稿日] 2010年9月11日

 關心薄い分野ですら學者爺いの昔話を讀んでゐると面白くなってきてしまふのはなぜかしらん。 
 老人のそれからそれへの想ひ出話につきあふうち、高田早苗の美辭學は三上の代筆だ(p.40)とか、ひょんな一行一句が光って眼に飛び込んでくるのが嬉しい。無論、光を帶びるのは讀み手の照明の當て方次第にせよ。

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