[投稿日] 2010年12月30日
月別: 2010年12月(39件)
川田順遺稿集香魂 (1969年)
[投稿日] 2010年12月26日
悲劇の誕生―ニーチェ全集〈2〉 (ちくま学芸文庫)
[投稿日] 2010年12月26日
歴史的理性の批判のために
[投稿日] 2010年12月26日
このテーマの文獻案内にはなるだらう。各章ごとに中心となる論者のテクストを紹介し、要點を讀解しながら、「しかし、どうであろう。」と言って批判を差しはさむのがパターン。
ただ、どうであらう。第四章、三木清『歴史哲學』に對してだけはお得意の「どうであらう」節の異論が出ないといふのは。ショシャナ・フェルマンや高橋哲哉や野家啓一やスピヴァクよりも、三木の方がよほど獨斷論でツッコミどころだらけだが。
三木清における批判すべき點を見出すべき目を曇らせてゐるものは、何か。或る種の實踐への未練、なほ左翼的な政治性……?
ともあれ結局、歴史についての認識論や批判主義(カントの意味で)は展開されるに至らない。
西洋の書物―エズデイルの書誌学概説 (1972年)
[投稿日] 2010年12月26日
「1973年1月26日増補第2刷」「1977年10月1日訂正第3刷」……ページ數に増減無いし増訂に際しての附記も無いからどこを改訂したやら、對校せねば判らないぢゃないか。
目次
https://www.yushodo.co.jp/recommend/13-04/04seiyou/index.html
https://www.yushodo.co.jp/book/9784841910476/
東京大学「80年代地下文化論」講義 (白夜ライブラリー002)
[投稿日] 2010年12月26日
ニーチェ全集〈14〉偶像の黄昏 反キリスト者 (ちくま学芸文庫)
[投稿日] 2010年12月26日
中村幸彦著述集 第13巻 近世世語
[投稿日] 2010年12月20日
「世語」と題する通り言葉の考證だが、食生活に關する語彙が多いので實は食物蘊蓄隨筆としても愉しめる。しかし文學史論にとって一番要り用なのは隨筆その他を論じた「圏外文学」の部だ。
目次
http://d.hatena.ne.jp/okjm/20060331/p1
http://snob.s1.xrea.com/t/20060820.html
エッセンシャル・マクルーハン―メディア論の古典を読む
[投稿日] 2010年12月19日
比較史の方法 (1978年) (歴史学叢書)
[投稿日] 2010年12月19日
アントワーヌ・メイエ『史的言語学における比較の方法』を引いて比較に二種類あると概念分けしたところは、比較文學で論爭になった一般文學(廣義の比較文學)か比較文學(狹義)かといふ問題に相似する。しかし、比較文學はフランスが本場だったといふのに、ブロックは勿論ページ數の半ばを占める譯者解説も參照してない。逆に、比較文學論でメイエやブロックを引いたものも管見に入らない。またブロックが比較二種のうち前者についてフレイザー『金枝篇』を例に出してゐる通り、民俗學・人類學・神話學にとっても他人事ではない筈。カルロ・ギンズブルグ『闇の歴史 サバトの解読』に於るフォークロア的比較法の導入に伴ふ問題點は上村忠男『歴史家と母たち』の特に論ずるところであったが、あれもブロックは引證しても比較文學までは取り上げてない。惟ふに、言語・歴史・文學・民俗・生物學その他多領域に跨がった一般比較方法論が考へられてよい。といふか、誰か書いてゐてもよささうだが……これ以上、比較文學研究史とか調べるのは門外漢には面倒臭い。