作家・作品シリーズ10 武田泰淳

購入: 2016-07-31 ¥100
未読 文学・評論

[投稿日] 2016年7月31日

 新書判・輕印刷・128ページの小册、奧附刊記には「昭和58年4月」と月のみで日附無し、また賣價標記無し。東京書籍株式会社東京支社員の名刺の挾み込みあり、國語教科書の販賣促進のため配った教師用指導書に類すると覺しいが、虎の卷にしては教育臭が無い。國會圖書館所藏無し。
 この〈作家・作品シリーズ〉は、國會圖書館に『2 太宰治』(一九七六年四月)『3 夏目漱石』『4 森鴎外』(一九七七年四月)『5 芥川龍之介』(一九七八年四月)『6 川端康成』(一九七九年四月)はあれど、2~5の刊年が一九七八年に揃ってゐるのは不審。神奈川近代文学館OPACにより2・3・4・6の刊年を記した。
https://ndlopac.ndl.go.jp/F/KS4BU9GDJFG3T6SIDNHRS1NSAH1FFMPHQT5BR1MYMDRBHKAR4F-08786?func=find-acc&acc_sequence=033155541
 加へて神奈川近代文学館は『7 井伏鱒二』(一九八〇年五月)『8 小林秀雄』(一九八一年四月)『9 大岡昇平』(一九八二年五月)まで所藏。
 CiNiiは『5 芥川龍之介』のみ登録あり。
 http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN07264990

古林尚「閃鑠する告発者――含羞の人を悼む――」(再録加筆)pp.5-25
高橋春雄「『司馬遷――史記の世界――』について」pp.26-48
三谷博俊「「物語の反逆」――『才子佳人』論――」pp.49-64
竹内清己「『風媒花』論」pp.65-81
吉田凞生「『ひかりごけ』」pp.82-94
秀実「「全体」の破産――『富士』について――」pp.95-111
川崎賢子「武田泰淳研究略史」pp.112-128

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