[投稿日] 2009年10月29日
三大編纂物 群書類従・古事類苑・国書総目録 の出版文化史
[投稿日] 2009年10月29日
活字印刷の文化史
[投稿日] 2009年10月29日
「訓読」論 東アジア漢文世界と日本語
[投稿日] 2009年10月29日
匂へる園〈第2輯〉現代軟派文献大年表 (1933年)
[投稿日] 2009年10月29日
小松左京自伝―実存を求めて
[投稿日] 2009年10月29日
ストイックなコメディアンたち―フローベール、ジョイス、ベケット (転換期を読む)
[投稿日] 2009年10月29日
表題からは判りにくいが、マーシャル・マクルーハンの弟子がウォルター・オングに獻げた小著。つまり文學論としてよりも、『グーテンベルグの銀河系』『声の文化と文字の文化』と共に讀まるべき本。メディア論的な精神史とでも言はうか、活字印刷が人間の思考や思想のあり方をどう變へたかがこの本の基底にある關心で、特に第二章のジェームズ・ジョイス論に組み入れられたといふ「書物としての書物」の論が刺戟的だった。活字人間たることを自任する者にとっては、我が事として思ひ當る評言が隨所に見られて、そこが面白い。
拙文「註(についての註)」に引いた。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1959/notes/comment.htm
目次 http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624934224