熊楠研究 第9号

南方熊楠研究会2015-03-31 ¥3,000
購入: 2015-05-02 ¥0
未読 人文・思想

[投稿日] 2015年5月2日

 實際の發賣は四月廿三日頃らしい。
 Cf. http://minakuma.exblog.jp/24394705
 九年ぶりの復刊。挾み込み送り状「『熊楠研究9』の送付について」の差出人は「南方熊楠研究会準備委員会」。つまり奧附等には「熊楠研究会編」とあるも同會は正式には未成立と判ぜられる。卷頭「『熊楠研究』の復刊について」は「『熊楠研究』編集委員会」の名義となってゐる。
 「南方熊楠・岡茂雄往復書簡」は、標題には記してないが前半のみで、次號にも續載の由。昭和初年に出版界の一角を占めた岡書院から見た出版史の資料でもある。わからず屋で誤解から猜疑心を起こす南方に懇々と説明する岡の手紙が、自づと當時の出版業界の慣行の記述を成す。

目次 http://www.minakata.org/cnts/kankoubutu/index.cgi?v=54200

ジュリスト 1968年6月15日号(No.400)「400号記念特集 学説百年史」

有斐閣1968-06-15 ¥500
購入: 2015-05-01 ¥500
未読 社会・政治・法律

[投稿日] 2015年5月1日

 學史早わかりの足しに。
目次 http://www.yuhikaku.co.jp/jurist/detail/014003

月刊島民 中之島 2015年5月号(Vol.82)

月刊島民プレス2015-05-01 ¥0
購入: 2015-05-01 ¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015年5月1日

 16ページのフリー・ペーパー。特輯「中之島図書館はすごかった。」
 インタビュー記事「ココがすごい/本と人 「書を司る」ということ。」中、「ビジネス支援課/司書 小笠原弘之さん」(p.6)の末尾に曰く――「レファレンスでお受けする質問は、確かにより回答が難しいものが多いです。一方で、図書館や司書の質を向上させることにもなる。開架数を増やして自分で見つけ出してもらうのが図書館の醍醐味ですが、利用者の方から質問されると、その分、図書館の蓄積が増えるのでラッキーだと思っています(笑)」。ここに、『図書館は市民と本・情報を結ぶ』(勁草書房、二〇一五年三月)所收の小林昌樹「「参照」してもらうのがレファレンス・サービス――インダイレクトこそサービスの本態」を讀み合はせれば――就中、その「2.2 「高度レファレンス」は課金が必要か?」で他ならぬ大阪府立圖書館が事例であったことに鑑みれば――、なかなかに意味深。

http://www.nakanoshima-univ.com/about/tomin/
http://www.nakanoshima-univ.com/pdf/tomin_vol82.pdf
http://blog.goo.ne.jp/hanul-palam/e/8d762f90c872bd4999571c949de29a8f

赤い鳥 1936年10月號 鈴木三重吉追悼號

赤い鳥社/日本近代文学館1968--- ¥
購入: 2015-05-01 ¥500
未読 文学・評論

[投稿日] 2015年5月1日

 第六十九號/復刊第十二卷第三號、以後休刊。卷末に「附録「赤い鳥」總目次」を載す。
 最終ページ欄外に新刻にて「「赤い鳥」複刻版 日本近代文学館④」とあり、原色表紙も含めた複製版だが、複刻刊年は一九六八年か一九七九年か不明。

日本中國學會報 第五十集 附 第四十一集―第五十集總目次・執筆者索引

日本中國學會1998-10-10 ¥
購入: 2015-04-25 ¥300
未読 人文・思想

[投稿日] 2015年4月25日

 山口久和「中國における近代的學問知の成立――閻若璩と章學誠を事例として――」が目當て。
 挾み込み二葉、「正誤表」に加へ安道印刷工業社「お詫び」に曰く、「今回のミスの原因は、校正時にはWINDOWS 95を使用していましたが、版下作成時には品質と作業能率を図るべくWINDOWS 98を使用しました」と。時代なる哉。

目次 http://nippon-chugoku-gakkai.org/utf8/mokurokuJ.html#50

日本中國學會報 第四十三集

日本中國學會1991-10-01 ¥
購入: 2015-04-25 ¥300
未読 人文・思想

[投稿日] 2015年4月25日

濱口富士雄「清代考據學における解釋理念の展開」
末岡宏「章炳麟の經學に關する思想的考察――春秋學を中心として――」

目次 http://nippon-chugoku-gakkai.org/utf8/mokurokuJ.html#43

世界文学 第六十六号

世界文学会1987-07-20 ¥
購入: 2015-04-25 ¥0
未読 文学・評論

[投稿日] 2015年4月25日

 タイプ印刷か。『世界文学会 会員名簿 会則 1987年3月』挾み込みあり。目を惹いたのは下記。
井上正篤「小説類型論―シュタンツェルの場合―」
和田洋一「隨筆的書評 二〇年間の執念―高村 宏の業績を前にして―」
 後者は、目次では「和田洋二」と誤植。『ドイツ反ファシズム小説研究』評だが、「階級的観点」に拘はる高村に對し、自分の一九三〇年代の經驗を回顧しつつ「人民戦線方式」を考慮すべきことを説いてゐる。「八〇年代の今日」(p.69)になほ!

http://sekaibungaku.org/journals