[投稿日] 2013-10-04
約一萬五千語を採録したと稱するから勞作のやうだが、見出しの選定や譯語の對應など色々をかしくて、ツッコミながら讀む珍本といふ意味で渡邊正亥『図書・図書館用語集成I・II』に列ぶ。語釋が無いのは、同じく丁一編著『日中英 印刷関連用語解説』(印刷出版研究所、1988)に讓ったか。
[投稿日] 2013-10-04
約一萬五千語を採録したと稱するから勞作のやうだが、見出しの選定や譯語の對應など色々をかしくて、ツッコミながら讀む珍本といふ意味で渡邊正亥『図書・図書館用語集成I・II』に列ぶ。語釋が無いのは、同じく丁一編著『日中英 印刷関連用語解説』(印刷出版研究所、1988)に讓ったか。
[投稿日] 2010-09-11
關心薄い分野ですら學者爺いの昔話を讀んでゐると面白くなってきてしまふのはなぜかしらん。
老人のそれからそれへの想ひ出話につきあふうち、高田早苗の美辭學は三上の代筆だ(p.40)とか、ひょんな一行一句が光って眼に飛び込んでくるのが嬉しい。無論、光を帶びるのは讀み手の照明の當て方次第にせよ。
[投稿日] 2011-04-23
[投稿日] 2010-09-01
[投稿日] 2015-08-23
非賣品、「限定版210部」、謄寫版101ページ。國會圖書館所藏無し。
卷末に「三好十郎著作集既刊目録」あり。
「この巻の内容は殆どが未発表の原稿」(「あとがき」)。
目次 http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-975.html
[投稿日] 2015-08-23
非賣品、「限定版210部」、謄寫版128ページ。國會圖書館所藏無し。
「あとがき」(扁舟子)に曰く「この第六十巻が編まれるためには、佐賀の河村健太郎氏をはじめ、古賀残星氏・中山毅氏・高橋新太郎氏・宍戸恭一氏・押川昌一氏・滝内正昭君・大塚晴子君、――これらの方々のしんみな協力を得ました」。
目次 http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-975.html
[投稿日] 2015-08-23
非賣品、「限定版230部」、謄寫版148ページ。表紙に「友谷様」と鉛筆書き。國會圖書館所藏無し。
目次 http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-975.html
[投稿日] 2015-08-23
非賣品、「限定版200部」、謄寫版八十六ページ。國會圖書館所藏無し。
「評論・随筆篇一」として「昭和四年に執筆された「小伝」から、昭和九年に書かれた「パセティックなもの」まで十五篇を收録しました」(「後記」)。
目次 http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-975.html
[投稿日] 2011-09-17
[投稿日] 2009-11-27
[投稿日] 2009-11-29
[投稿日] 2010-12-26
このテーマの文獻案内にはなるだらう。各章ごとに中心となる論者のテクストを紹介し、要點を讀解しながら、「しかし、どうであろう。」と言って批判を差しはさむのがパターン。
ただ、どうであらう。第四章、三木清『歴史哲學』に對してだけはお得意の「どうであらう」節の異論が出ないといふのは。ショシャナ・フェルマンや高橋哲哉や野家啓一やスピヴァクよりも、三木の方がよほど獨斷論でツッコミどころだらけだが。
三木清における批判すべき點を見出すべき目を曇らせてゐるものは、何か。或る種の實踐への未練、なほ左翼的な政治性……?
ともあれ結局、歴史についての認識論や批判主義(カントの意味で)は展開されるに至らない。
[投稿日] 2015-08-07
最高裁判所司法研修所圖書室舊藏、裸本。
書名は、本文ページ冒頭の内題のみ「Edmund Burke 研究」と表記。
硬派な學術書の體裁ながら、平泉澄「序」はじめアンチ革命のためにする偏見が露骨だが、脚註の横溢ぶりを珍として買ふ。
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3458728?tocOpened=1
[投稿日] 2009-10-30
[投稿日] 2009-10-30
[投稿日] 2010-08-29
興味を持てるのは芥川の速讀ぶりを語った所くらゐ。こんなの複刻される程の價値は無かったらうに。
[投稿日] 2015-04-25
タイプ印刷か。『世界文学会 会員名簿 会則 1987年3月』挾み込みあり。目を惹いたのは下記。
井上正篤「小説類型論―シュタンツェルの場合―」
和田洋一「隨筆的書評 二〇年間の執念―高村 宏の業績を前にして―」
後者は、目次では「和田洋二」と誤植。『ドイツ反ファシズム小説研究』評だが、「階級的観点」に拘はる高村に對し、自分の一九三〇年代の經驗を回顧しつつ「人民戦線方式」を考慮すべきことを説いてゐる。「八〇年代の今日」(p.69)になほ!
http://sekaibungaku.org/journals
[投稿日] 2016-04-23
「非売品」、「製作 塙書房」、發行者は無記だが慶應義塾停年を機にした自刊らしい。國會圖書館所藏無し。CiNiiにも登録無いが慶應義塾大學三田には所藏。
書名の由來は、「俳人西鶴が「明ては何もなし」と吟んだ、空疎な『乾坤の箱』である」(「はしがき」p.2)。
「先師追憶」中、柳田國男と幸田成友に就ては著作集月報への寄稿の再録を含む。見出しは立ってないものの「先師追想補遺」等には野村兼太郎も回想されてゐる。
自著の「あとがき集」に十篇。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I030039867-00
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053892009-00
[投稿日] 2009-10-30
目次 http://rnavi.ndl.go.jp/mokuji_html/000008512349.html
[投稿日] 2011-03-26