隨筆 新聞三十年

双雅房 / 1936-02-20刊 / - /
購入: 2016-05-28  /¥500
未読 マスメディア

[投稿日] 2016-05-28

 角書「隨筆」は函・本體とも背文字には無く、奧附にも無く、標題紙と函表(横書き)とにあり。
 著者はのち電通役員で『日本新聞廣告史』(日本電報通信社、一九四〇年十一月)編者。

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1230420?tocOpened=1

動くジャーナリズム

ダイヤモンド社 / 1937-04-15刊 / - /
購入: 2016-04-30  /¥800
未読 マスメディア

[投稿日] 2016-04-30

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1230178?tocOpened=1
 裸本。目次にのみ「――アメリカ篇――」の副題あり。裏表紙には“The Story of American Journalism”と英題あり。「自序」に曰く「本書は元來、日本新聞協會附屬新聞學院に於て講義する資料として計劃したものであるが、結局、大衆向に筆が滑つてしまつた」(p.3)。

異人の言葉

四條書房 / 1934-08-25刊 / - /
購入: 2016-01-09  /¥150
未読 人文・思想

[投稿日] 2016-01-09

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1208546?tocOpened=1

 裸本。英學に關はる言葉の話題が多いが、英字紙記者たりし著者らしく初期日本新聞史でもある。中で「貌刺屈の事」は目次でも章題でもこの表記だが、本文中では「刺」と誤植するだけでなく正しく「剌」(ラツ)を以て「貌剌屈」と植字した箇所もあり、即ち、『日新眞事誌』創刊者にして初代快樂亭ブラックの父となるJohn Reddie Blackの傳である。
 奧附前ページの舊藏者ペン字書き込みに曰く――。
「Essay エッセイトシテハEnglishニ關心ヲ持チスギル
Study 研究トシテハ興味ニ關心ヲ持チスギル
journalism 新聞記事トシテハ一定[?]ノ目的ガ一貫シテエ[ママ]ル」
 著者の「序」末に曰く「此書は、私の從事して來た研究と生活の其の一環を爲すものであるが、此の中に收めたものは創意ある論文でなく、いづれも私の道草である」(p.3)。

新聞の製作

朝日新聞東京本社送稿部 / 1968-01刊 / - /
購入: 2015-11-08  /¥200
未読

[投稿日] 2015-11-08

 奧附には枠に圍んだ文字で「社外秘」とあり、記者教育用。國會圖書館所藏無し。
第一章 あらすじ
第二章 出稿
第三章 漢電システム
第四章 整理
第五章 活版
第六章 校閲
第七章 紙型と鉛版
第八章 印刷
第九章 サーキュレーション
第十章 広告
第十一章 カラー印刷
第十二章 ファクシミリ・オフセット印刷
第十三章 コールドタイプ方式
第十四章 進む機械化

 地方版・統合版(早版)その他新聞の異版を把握するには製作工程と發送經路を知らねばならない。

武藤山治と時事新報

国民会館 / 2004-12刊 / ¥1,512
ウィッシュ ノンフィクション

[投稿日] 2010-11-17

1.kamiyam 【2010-11-17 18:49】 (削除)
これは、國民會館叢書版(http://www.kokuminkaikan.jp/publishing/index.html)と同一内容なんでしょうかね。ページ数はあまり変わらないようですが。ちなみに以前、図書館のご自由にお持ち帰りくださいコーナーに置いてあったのでパラパラと読みましたが、取り立てて面白くなかった印象だけが残っています。
2.森 【2010-11-18 0:41】 (削除)
 古書展で國民會館叢書版を見たけど高くて見送ったのでメモ代りに登録したのです。國民會館叢書ってラインナップを見ただけでも通俗保守論客の顏觸れで期待できませんが、時事新報は社史の無い不幸な新聞社なので基礎文獻とせざるを得ません。註はそれなりに附いてゐたやうですから、文獻を手繰る絲口にはなるかな、と。『三田評論』二〇〇七年四月號「特集 時事新報125年」によれば形式上まだ社は存續してゐるのださうで、慶應の方で研究してくれるとよいのですが。慶應義塾大学法学部政治学科玉井清研究会から〈近代日本政治資料〉と題して戰前マスメディアに關するものばかり十餘點出てゐるやうですが、この教授邊り時事新報をやる氣は無いのでせうか。
3.kamiyam 【2010-11-18 2:29】 (削除)
国民会館のサイト上では在庫切れになっていないようですね。たしかに時事新報は基礎研究がほとんどされてないようだから、せめて文献探索の手助けになるものがほしいところです。慶應の玉井清氏、うーん、時事新報を書誌的にきちんと整理研究するという志向はなさそうな印象ですけど。むしろ可能性があるのは慶應義塾福澤研究センターあたりかなと思うけど、サイトを見る限りそういう計画はないみたいですね。今編纂中という『福沢諭吉辞典』より時事新報の研究をまとめてくれた方がありがたいのですが。

読売雑譚集―明治十四年一月‐十七年十一月

ぺりかん社 / 2000-03刊 / ¥4,968
讀了: 2009-00-00 文学・評論

[投稿日] 2009-10-29

 それぁ別號調べも一往すべきことではあるが、どうして柳北執筆分に限定して抽出したがるのかなあ。雜誌や新聞のコラムは集合知の産物なんだから、雰圍氣を味はふためにも全部載っけて、柳北らしきものだけ註記しておけばいいんだよ。脱亞論は福澤諭吉の書いたものでないとかの、個人全集收録範圍を切り詰める議論と同根だね。それと、これまでの「反近代」的柳北觀を是正して啓蒙主義者の面を強調する山本芳明の解説は穩當なのだらうが、面白くない。いっそ木村毅みたいに柳北は常識的不平家で凡俗の市井人に過ぎないと言ひ切るのだったら、話が彈むのに。

目次 http://www.perikansha.co.jp/Search.cgi?mode=SHOW&code=1000000908

明治大正言論資料 (20) 明治新聞雑誌関係者略伝

みすず書房 / 1985-11刊 / ¥8,100
購入: 2009-00-00  /¥5250
未読 社会・政治

[投稿日] 2009-10-29

 『明治新聞雑誌関係者略伝』、奮發してやっと買ったが……早まったか。條野採菊(山々亭有人)みたいな初期新聞界の著名な人が立項されてないのは案外だ。それよりも有名人の項を見ると、なほ失望する。西田長壽はなぜこんなに遠慮しいしいでないと書かうとしないのだらう。しかしこの人名事典の本領は、他では引けない無名の人を拾へることにあるから、使ひこなすにはこちらに素養が要るだらう。その手懸りとクロス・レファレンスのためには、やはり索引つけてくれなくては。

http://www.msz.co.jp/book/detail/00950.html