国語国文研究雑誌索引〈第1輯〉 (1931年)

文献書院 / 1931刊 / - /
購入: 2012-09-22  /¥100
読中 古書

[投稿日] 2012-09-22

 初版の『國語國文の研究』第三十七號(文獻書院、一九二九年十月)で購入、一九三一年版は未見だが單行本化した製本だらう。浪速高等學校編。

中国目録学

筑摩書房 / 1991-09刊 / - /
 /¥300
讀了: 2011-06-26 人文・思想

[投稿日] 2011-06-26

 元が世界文學全集月報に連載されたものゆゑ、あっさり目でチト物足らぬ。
 附論中「紙の発明と後漢の学風」が帛書から紙への移り變りと學藝の進展との關係を推考してをり、メディア論としてやや興あり。

目次 http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480836052/

石塚友二伝―俳人・作家・出版人の生涯

沖積舎 / 2002-07-02刊 / ¥3,780
購入: 2010-06-04  /¥600
讀了: 2010-06-08 文学・評論

[投稿日] 2010-06-04

 起伏無く且つ論評を挾まぬため面白味は薄いが、淡々と細敍する姿勢を述ベテ作ラズと好もしく感ずる向きもあらう。趣味の違ひとしておく。但し誤植多し。問題は記述が何に據ったのかで、卷末に「参考資料」一覽あれど何をどこから引いたのやら文中に一切參照指示無く、文獻考證癖を滿たしてくれぬ。察するに、主たる材料は石塚友二自身の隨筆類で、一人稱を三人稱に書き直しながら時系列順に要約していったものかと思はせるが、當れりや。俳句に關心無きも出版人としての人脈は興味そそり、特に岩本和三郎ら書物展望社・文體社時代の同僚についてはもっと知りたいところ、いづれ別口から調べねばなるまい。
 二〇〇一年十二月刊初版の新裝版。

http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20140707/p2