愛書趣味 第八號(第二卷第二號)

愛書趣味社 / 1927-01-05刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 奧附刊記に「編輯兼發行人 齋藤昌三」とあるも發行所の記載を缺くが、他號により愛書趣味社とした。
 「非賣品」。表紙にのみ「(書誌號)」とあり、齋藤昌三「圖書研究の專門誌」がのちの『書物誌展望』につながる書物雜誌の綜覽を試みてゐるのでそれを指すか。

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1498135?tocOpened=1

書物趣味 Philobiblon 第二卷第三號

ブックドム社 / 1933-03-10刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1480383?tocOpened=1
 「スクラップブック」欄(pp.134-135)は、仁科春彦「圖書館風景」が帝國圖書館の利用者として不滿を寄せ、これに對し「圖書館から」と題して増田七郎(帝大圖書館)と北上柳二(誰?)が寄稿。増田曰く「仁科氏のやうに、圖書館に對する不平を發表される人はまことにたふとい」。

實務上より見たる 出版法略義 附出版關係法令集

丸ノ内出版社 / 1933-03-18刊 / ¥1
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 裸本。書名副題は表1のみ「(附出版關係法規集)」としCiNiiはこれを注記に採るが、奧附・標題紙・目次・本文p.70では「法令集」が正しい。
 http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA39396151
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1702577?tocOpened=1
 「内務省警保局圖書課 中村忠 序」。その劈頭に曰く「著者は多年内務省警保局圖書課に勤務せられ、出版法運用の實務に携つて居られる斯道の精通者である」と。
Cf.『書物蔵』2015/1/16(金) http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20150116/p2

講義録勉強法

早稻田大學出版部 / 191---刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 教育・学参・受験

[投稿日] 2015-07-05

 國會圖書館・CiNii所藏無し。刊記無いが、本文中に擧げられた參考書類より察すれば大正年間なるべし。十三章七十六ページより成る。
 獨學者への手引きでもある。目次に曰く「學問に志す濫觴」「薄運は寧ろ幸福」「實力の時代」「獨學の利益」……。
 雜誌と書籍の中間とも言へる「講義録」については教育史に『近代化過程における遠隔教育の初期的形態に関する研究』あり(菅原亮芳らの「近代日本教育雑誌史研究」の筋)。
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN10285312/ISS0000454471_ja.html
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007039499

歴史学概論――日本史学研究法として――

三明社(大阪) / 1953-08-01刊 / ¥200
購入: 2015-07-11  /¥100
未読 歴史・地理

[投稿日] 2015-07-11

 國會圖書館所藏無し。石沢澈(とほる)はのち北海道教育大學勤務。同大附屬圖書館旭川館か京都大學文學部圖書館にしか入ってない自刊の著書が多い。
 http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA7657965X
 見返しに「謹呈 柴田実先生 著者より」とペン書き。はるばる京都より流れて來たか。柴田實は一九九七年三月歿。
Cf. http://mediamarker.net/u/bookish/?mid=2343567
 「序」末に「本書は畏友有坂隆道學兄の並々ならぬ御盡力によつて出版の運びとなつた」とあり。

イコール '83年8月号VOL.03

東京313センター / 1983-08-01刊 / ¥580
購入: 2015-07-20  /¥100
未読 マスメディア

[投稿日] 2015-07-20

 隔月偶數月發行、平凡社發賣、表1に曰く「メディア時代の最前線を探る人間情報誌 Excite-CALL」「創刊3号」。
 連載「フツーの出版社」(石田陽子、pp.30-31)は「新書館」、「本屋の人々 第3回」(石田陽子、pp.34-35)は「「本が好きだから、この仕事」 田口久美子(西武ブックセンター船橋店)」である。 

http://www.demeken.co.jp/blog/2012/04/post-533.html

礎(いしずゑ) 株式會社 誠文堂新光社創業三十周年記念

誠文堂新光社 / 1941-06-01刊 / - /
購入: 2015-07-20  /¥500
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-20

 裸本。書名は背文字・中扉(本文用紙)では假名書きで「いしずゑ」だが、表1・標題紙では「礎」一字のみ。副題は中扉より採ったが、外函にも記されてゐるやうだ。

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1122838/22

日本法的精神の比較法的自覺

有斐閣 / 1944-09-15刊 / ¥5
購入: 2015-07-25  /¥300
未読 社会・政治・法律

[投稿日] 2015-07-25

 小野清一郎『日本法理の自覺的展開』(有斐閣、一九四二年十二月)に對抗して、主にドイツ法・フランス法との比較法的研究によって「明治以後の法律及び法律學の發達」を綴った法學史。二〇〇九年にオンデマンド版の再刊あり。

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1045283?tocOpened=1

国文鶴見 第三十一号 岩佐美代子教授 古田東朔教授 退職記念号

鶴見大学日本文学会 / 1996-12-31刊 / - /
購入: 2015-07-25  /¥100
未読 言語学

[投稿日] 2015-07-25

 「古田東朔教授略歴・業績目録」が目當て。工藤信彦(成城學園)舊藏雜誌と共に列んであり。

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6060182?tocOpened=1

綜合文化雜誌 ペン 創刊號

三笠書房 / 1936-11-01刊 / - /
購入: 2015-07-25  /¥200
未読 人文・思想

[投稿日] 2015-07-25

 所藏機關は國會圖書館・神奈川近代文學館・日本近代文學館・明治新聞雜誌文庫・立教大學くらゐ、やけに少ない。
 恰も『科學ペン』(三省堂)が前月創刊、日本ペンクラブが一年前の一九三五年十一月設立だが、便乘か。志波宗一郎(本誌記者)「狂人と語る――武藏野腦病院探訪記」p.143には「いや、ペン俱楽部とは別でして」と見える。中岡宏夫「反古帖」(p.163)に「縁あつて、かういふ雜誌の編輯をすることになつたが、何分ズブの素人である上に、年齒若輩」云々とあり。中岡はのち牧野吉晴を初代編輯長とする『文藝日本』(文學と美術社、一九三九年六月號~)の創刊同人にも參加、「法政大学教授片山敏彦の門下だが、誰との人間関係で加わっているかは不明」とされるが(都築久義「「文芸日本」について」『淑徳国文』26、一九八四年十二月、p.238)、本號「美術時評――云はねばならぬこと――」が牧野吉晴執筆なので縁故はここに遡ると知れる。
 Cf. http://hdl.handle.net/10638/4097
 http://jairo.nii.ac.jp/0192/00000844
 後繼誌は『綜合文化雜誌 讀書界』(三笠書房、一九三七年五月~)。これも稀覯。
 http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11711709
 「父を語る」とて、内田魯庵・芥川龍之介・石川啄木・夏目漱石について回顧文が四篇。内田巖「父魯庵と趣味生活」が面白い。なほ『中岡宏夫小説集 白像』(學藝社、一九四〇年)の裝丁も内田巖である。

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1890343?tocOpened=1
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/24624502.html

信濃教育 第1020号(十一月号) 「特集 手塚縫蔵先生」

信濃教育会 / 1971-11-01刊 / ¥170
購入: 2015-08-02  /¥100
未読 自伝・伝記

[投稿日] 2015-08-02

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6070585?tocOpened=1
 召田潔「手塚縫蔵先生略年譜」の大正八年の項(p.157)に「折口信夫氏を招き国文学の話をきく。爾来連続三十年間折口先生来講の基となる。」「柳田国男先生の学問を移入して東筑摩郡誌の出版あり」と記される人物だが、民俗學關係者の寄稿は見えず、「基督者」として取り上げる文が目立つ。

国語通信 1984年2月号NO.262「特集 民衆の発見」

筑摩書房 / 1984-02-25刊 / ¥50
購入: 2015-08-02  /¥100
未読

[投稿日] 2015-08-02

網野善彦「梶田翁の話に寄せて」
香月洋一郎「むらを出ること、むらに残ること――「梶田富五郎翁を訪ねて」(宮本常一)の周辺」
遠藤誠治「柳田国男「浜の月夜」「清光館哀史」小論」

わが文學遍歴

白鯨書房 / 1949-07-25刊 / ¥180
購入: 2015-08-02  /¥200
未読 文学・評論

[投稿日] 2015-08-02

 宇野浩二の回想的文學史として『文學の三十年』(中央公論社、一九四二年)『文學の青春期』(乾元社、一九五三年)の横に列ぶべし。國會圖書館所藏無し。
 表紙は青山二郎風にて「裝幀 澤野井信夫」。
 http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c6/77b80644fc330071c7605c82149f492d.jpg
 目次に「自由主義その他」とある章は「自然主義」の誤植なり。
 その次章「明治末期の青春期」は『文學の青春期』では「二 明治末期の青春期」に當る。
 續く最終章「「白樺」と「奇蹟」」最終節の結文が「閑話休題。」であるのはいかにも宇野浩二式なれど、未完にて他日を期すの意とも見られようか。のち『文學の青春期』に「六 「白樺」と「奇蹟」」として「七」以下と共に所を得たり。
 Cf. http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1665516?tocOpened=1
 初章「明治初期の青春期」は『文學の青春期』に無ければ、兩書併せずして完本ならず。

現代の歴史思想

石沢澈 / 1962-09-10刊 / ¥200
購入: 2015-08-02  /¥100
未読 歴史・地理

[投稿日] 2015-08-02

 國會圖書館所藏無し。奧附刊記に「著者兼発行者 石沢澈」とあり「現住所 北海道学芸大学旭川分校史学研究室」。標題紙に「謹呈 柴田実先生/著者より」とペン書き。本文に誤植訂正の書き入れあり。
Cf. http://mediamarker.net/u/bookish/?mid=2333105
 奧附「著者略歴」に「京都帝国大学国史学科卒業、大学院にて研究」とあり、京都大學文學研究科圖書館のみ藏するは著者寄贈か。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB00369293
 日本史研究者にしては、内容は歐米歴史哲學各書の紹介である。京大の前に「日本神学校(東京神学大学前身)卒業」といふ履歴の所爲か、宗教を重視する如し。
第一章 ヤスパースの「世界史の構想」
第二章 アルバン・ウイヂアーリイの「歴史の解釈」―孔子よりトインビーまで―
第三章 ウオルシユの歴史哲学序説
第四章 ポラードの歴史教育思想
第五章 諸家のマルクス主義思想批判
第六章 トインビーの宗教史観

片岡鐵兵 書誌と作品

京王書林 / 2000-11-01刊 / ¥5,000
購入: 2015-08-02  /¥500
未読 文学・評論

[投稿日] 2015-08-02

 「限定三百五十部」「発売所 京王商事株式会社」。發行所をウェブサイトで「京央書林」と記すは、二〇〇〇年十二月に商標登録無效を京王電鐵グループから訴へられて一字改稱したらしい。
http://keiosy.web.fc2.com/
http://shohyo.shinketsu.jp/originaltext/tm/1053983.html
 一連の書誌シリーズの最終刊で、最も厚くがっちりした本。それで目を着けられてしまったか。
 「今度の書誌づくりほど楽しかったことはない。」「本書作成に当たり、北海道大学神谷忠孝教授には「十一谷義三郎・書誌」に引続き何かとご教示を頂き、跡見学園女子大学菊池弘教授には、資料・論考について細かい御指導を賜りました。」「多忙な社長業の傍ら、余技ともいうべき仕事なので意に満たない点も多いが、私の性格上いい加減な仕事はしていないつもりである。」(「あとがき」p.466・470)。

岩田光子「作品解説」pp.387-404
岩田光子「片岡鐵兵の文学」pp.436-450
片岡藍子「鐵兵と娘」pp.452-465

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA49971212

小島輝正著作集 Ⅲ 小説の方法――フランス文学断章――

浮遊社 / 1989-02-10刊 / ¥3,000
購入: 2015-08-04  /¥103
未読 文学・評論

[投稿日] 2015-08-04

 「発行人 小島輝正著作集刊行会」。
 月報「栞」の君本昌久「小島輝正の『アラゴン・シュルレアリスト』および『春山行夫ノート』にふれて」は「蜘蛛出版社代表」による寄稿。
目次 http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-506.html

宝島 1979年4月号「ほとんど総ての人のための カール・マルクス入門」

JICC出版局 / 1979-04-01刊 / ¥480
購入: 2015-08-04  /¥309
未読 語学・辞事典・年鑑

[投稿日] 2015-08-04

 目次で「特集」と銘打たれた別冊宝島風マルクス解説より、第二特輯とも言ふべき「宝島明解 国語・英和辞書操縦法」(pp.135-166)が目當て。表紙では「辞書繰縦法 選び方と使い方」と記し「繰」に誤植する。