レゴー 第6号 1983初夏「特集 独学」

同志社大学宗教部 / 1983-06-15刊 / - /
購入: 2017-02-12  /¥100
未読 人文・思想

[投稿日] 2017-02-12

 「(非売品)」。標記無いが半年刊。

笠原芳光「同志社を中退した人々」
木下長宏「北 一輝の独学」
森毅・加太こうじ「独学の世界」
〈本の窓 紹介と批評〉
中嶋静恵「加藤秀俊著 独学のすすめ」
村山幸輝「池田諭著 独学のすすめ」
ほか

http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11577333

モダンガールと植民地的近代――東アジアにおける帝国・資本・ジェンダー

岩波書店 / 2010-02-26刊 / ¥3,456
ウィッシュ 歴史・地理

[投稿日] 2010-06-05

1.森 【2010-06-04 9:0】
 編者の一人である坂元ひろ子著の『連鎖する中国近代の“知”』(研文出版、2009.11)がAmazonに情報無いため登録できぬ。cf. http://www.bk1.jp/product/03235517
2.kamiyam 【2010-06-04 9:0】
昨年からいつになったらAmazonに情報が登録されるのかと思っていましたが、いつまで経ってもされませんね。研文出版や柏書房はデータがごそっと抜け落ちているようです。売れない本は必要ないということでしょうか。
3.ekura 【2010-06-06 9:0】
Amazonと取引していないということではないでしょうか。岩田書院さんもたしか新刊ニュースの裏便りで言ってたと思いますが、抜かれるマージンがけっこう割高で、何千部も売れれば得になりますけど、何十冊単位でしか売れないちっちゃいとこだとキツいようです。
4.森 【2010-06-08 9:0】
 やはりAmazon獨占状態はよくないなあ……などと言っても、部屋滿杯の藏書のうち新刊の定價で買った本が本棚一段分程も無い古本者の言葉では空しい。

目次 http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0253060/top.html

メルロ=ポンティと言語

世界書院 / 1988-10-31刊 / ¥2,600
購入: 2002-06-01  /¥300
讀了: 2015-07-03 哲学・思想

[投稿日] 2015-07-03

Phaenomenologica 25
 メルロ=ポンティに見られる讀解法を評して曰く、「フィンク流に言うならば、相手の論拠で用いられている「操作概念」を、求心的な読解を介し「主題概念」へともちきたらす」(「序 メルロ=ポンティ〈の〉読解 レクチュールとエクリチュールのはざま」p.14)――出典註を附さぬが、オイゲン・フィンク「フッサールの現象学における操作的概念」(新田義弘譯、新田義弘・小川侃編『現象学の根本問題』〈現代哲学の根本問題8〉晃洋書房、一九七八年十一月)に據る。これを自身に施せば、「思想家にとって本質的なことは、彼が自分自身でずっと以前から適用していた当の方法を顕在化し主題化することでしかない」(p.50)。同じ傳で主題化されたのが、言語であるといふわけ。「第一部 語る語られた言語」では『行動の構造』『知覚の現象学』等のメルロ=ポンティの論が、行動主義心理學やゲシュタルト心理學が記述や説明に用ゐる言語への批判としてあったことを示す。「第二部 語られた語る言語」にて、ソシュール著と出會った中期以降におけるメルロ=ポンティにとっての主題概念となってからの言語論を讀み解いてゐる。フッサール(フッセルと表記)への參照が多いのは當然として(Phaenomenologicaといふシリーズだし)、ベルクソンが引合ひにされるのが目立つ。

メディア・リテラシーの社会史

青弓社 / 2005-12刊 / - /
購入: 2010-09-27  /¥500
未読 社会・政治

[投稿日] 2010-09-27

 理論的ディシプリン(訓練)が足りないまま、理論めかした感想文をあまり適切でもない事例を適當にまぶして綴ってゐる感じ。

目次 http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-3252-6
http://www.seikyusha.co.jp/wp/rennsai/yohakuni/blank44.html

マックス・ウェーバーにおける歴史科学の展開

ミネルヴァ書房 / 2007-07刊 / ¥5,400
讀了:  社会・政治 ★4箇

[投稿日] 2009-10-29

 歴史主義を問題にしたウェーバー自身に歴史主義的考察を適用することによってウェーバー思想の變化(つまりそれも歴史だ)を捉へてゐて、狙ひ所はいい。平明な文章も好感が持てる。ウェーバー屋さんに留まらずに、史的認識論や歴史學方法論に寄與してくれることを期待したい。
 『マックス・ウェーバー 普遍史と歴史社会学』も見ること。
 http://www.sociallibrary.jp/entry/4872622251/

目次 http://www.minervashobo.co.jp/book/b49453.html

マイクロフィルム版 『明治期國學研究雜誌集成』 解題・総目次

雄松堂出版 / 1996-11-20刊 / - /
購入: 2015-10-23  /¥500
未読 人文・思想

[投稿日] 2015-10-23

 「非売品」、國會圖書館所藏無し。
http://myrp.maruzen.co.jp/book/ysd_a_gc1644/
 本書は、版元サイトで全文PDF公開されてゐた。
 http://www.yushodo.co.jp/wp-content/uploads/ysd_a_gc1644_li_kokugakuzasshi.pdf
 『東京大学国文学研究所所蔵 本居文庫』「総記」の部に含まれるもの。
 http://www.yushodo.co.jp/book/ysd_a_gc1645/
 四雑誌を收めるうち『如蘭社話』『皇典講究所講演』については深萱和男『明治の国文学雑誌』(〈笠間選書〉笠間書院、一九七八年二月)も參照すべし。言及しない木野主計解題は不備である。神道イデオロギーを離れて考證性に注目した近代國學史の再編にもよすがとならう(Cf.藤田大誠『近代国学の研究』弘文堂、二〇〇七年)。
 總目次はノンブルを採ってをらず、著者名索引も無し。