新聞の製作

朝日新聞東京本社送稿部 / 1968-01刊 / - /
購入: 2015-11-08  /¥200
未読

[投稿日] 2015-11-08

 奧附には枠に圍んだ文字で「社外秘」とあり、記者教育用。國會圖書館所藏無し。
第一章 あらすじ
第二章 出稿
第三章 漢電システム
第四章 整理
第五章 活版
第六章 校閲
第七章 紙型と鉛版
第八章 印刷
第九章 サーキュレーション
第十章 広告
第十一章 カラー印刷
第十二章 ファクシミリ・オフセット印刷
第十三章 コールドタイプ方式
第十四章 進む機械化

 地方版・統合版(早版)その他新聞の異版を把握するには製作工程と發送經路を知らねばならない。

あなたにもできる 図書の修理と製本

木原正三堂 / 1976-09-20刊 / ¥800
購入: 2015-05-23  /¥300
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-05-23

 國會圖書館所藏無し。奧附に「改訂版」とあるも岩崎博「はしがき」も「1976年9月20日」附。96ページの小册子ながら堅牢な造本で函入。「1973年6月20日初版」は岩崎博著とされ「講習用テキスト」で30ページ。

古文献整理法―和漢古資料組織法

樹村房 / 2010-07刊 / - /
讀了: 2011-07-20

[投稿日] 2011-07-20

 木野主計著。圖書館學が支那目録學をどの程度參照してゐるかと思ったら……ほんの觸りだけか、やはり。一往、司書資格科目の講義で長年教へられてゐたことは判ったが、副題「和漢古資料組織法」のうち漢籍については他の人の擔當だったのを了承を得て攝取した由にて、嚴密には木野の著述でない。結局、目録學は漢籍取扱ひ法としてしか受容されてなく、近代日本に應用する見方は出てないのか。

目次 http://www.jusonbo.co.jp/kikan_shosai/01/kikan_shosai_01_26.html

マイクロフィルム版 『明治期國學研究雜誌集成』 解題・総目次

雄松堂出版 / 1996-11-20刊 / - /
購入: 2015-10-23  /¥500
未読 人文・思想

[投稿日] 2015-10-23

 「非売品」、國會圖書館所藏無し。
http://myrp.maruzen.co.jp/book/ysd_a_gc1644/
 本書は、版元サイトで全文PDF公開されてゐた。
 http://www.yushodo.co.jp/wp-content/uploads/ysd_a_gc1644_li_kokugakuzasshi.pdf
 『東京大学国文学研究所所蔵 本居文庫』「総記」の部に含まれるもの。
 http://www.yushodo.co.jp/book/ysd_a_gc1645/
 四雑誌を收めるうち『如蘭社話』『皇典講究所講演』については深萱和男『明治の国文学雑誌』(〈笠間選書〉笠間書院、一九七八年二月)も參照すべし。言及しない木野主計解題は不備である。神道イデオロギーを離れて考證性に注目した近代國學史の再編にもよすがとならう(Cf.藤田大誠『近代国学の研究』弘文堂、二〇〇七年)。
 總目次はノンブルを採ってをらず、著者名索引も無し。

法律時報 1951年11月号(第23巻第11号)「末弘嚴太郎博士追悼号」

日本評論社 / 1951-11刊 / ¥110
購入: 2016-07-03  /¥100
未読 法学

[投稿日] 2016-07-03

 「末弘博士と日本の法学」に末川博・我妻榮・潮見俊隆・野村平爾・川島武宜が寄稿。ほか平野義太郎、戒能通孝、等。
 編集部「末弘博士著書論文目録」pp.78-84あり。

法律時報 一九六五年四月号(第37巻第5号)「全面特集 戦後法学――問題史的回顧と展望――」

日本評論社 / 1965-04-01刊 / ¥400
購入: 2015-08-15  /¥600
未読 社会・政治・法律

[投稿日] 2015-08-15

 學史早わかりの足しに。
Cf. 『ジュリスト』「400号記念特集 学説百年史」 http://mediamarker.net/u/bookish/?mid=2288840

 「編集後記」(p.248)に戒能通孝が「法律学の研究状況」を危懼して曰く、「公表されているところをみると、教科書、コンメンタール、法学教室等々の、ある意味できまりきったものが圧倒的に多数であって、本来新らしい思索が盛れない発表形式に封じこめられているような気持がしてならない。」「それらの名前を尊重するかぎり、あるいは実務家向きの、あるいは学生向きの解説であって、解説以上に出ることができないのが原則である。いいかえれば解説水準で立案する以上の能力がない編集者の計画にひきまわされ、量的には多くの成果が生まれているけれども、質的には独創的な仕事をする時間が食われ、ともすれば新らしい研究が阻害されているのではあるまいか」。確かに法學の門外漢から見ると、他の學問分野より學會誌・紀要に載るやうな研究論文の比重が低くて概説書や講座ものに新説が發表されることが多い風で、文獻參照系統に違和感を覺えてゐた。卒論の無い學部と揶揄される法學部の、實學なるがゆゑの偏向か。

京都教育大学教授杉村邦彦先生退官記念文集 藤陵春秋

杉村邦彦先生退官記念事業会 / 2003-03-31刊 / ¥5,000
購入: 2017-04-08  /¥500
未読 自伝・伝記

[投稿日] 2017-04-08

 見返しに墨書「敬贈/森口隆先生/平成十六年七月十七日/晡下 杉村邦彦」。

魚住和晃「杉村先生と蓮池書院」
兎本恵宥「杉村先生と加茂町の湖南先生顕彰会」
杉村邦彦「楊守敬と松田雪柯・巖谷一六・日下部鳴鶴との交流―『松田雪柯東都日記』を中心として―」
ほか

わたしの旅路

ミネルヴァ書房 / 1983-03-24刊 / - /
購入: 2015-01-23  /¥200
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-01-23

 ミネルヴァ書房創業社長の回想と旅行記、非賣品。倍以上に増補された一九九八年九月刊の改版は何度か古本で目にして入手濟みだが、この初版は輕裝の所爲か見掛けない。

仮想の近代―西洋的理性とポストモダン

東京大学出版会 / 1992-10刊 / ¥3,456
購入: 2014-11-14  /¥200
讀了: 2009-00-00 人文・思想

[投稿日] 2009-10-29

 ドイツ法學の權威が定年近くになって現代思想へ踏み出した志向を示す論集。基本的に泰西諸説を綴り合せて調停しながら論を成し、自家獨立の識見は窺ひ難い。よく勉強してあって秀才らしく整理されてゐるものの輸入學問といふか飜譯的知性といふか。語學力無き菲才の身には要約紹介として役立つ。
 「IV 歴史と偶然」は問題提起に留まって結論に及べなかったやうだが、材料は面白い。「歴史概念の変遷」に就きラインハルト・コゼレック『歴史基本概念事典』「歴史」の項目を紹介した上で、カントの歴史哲學にとって偶然性が問題となる所以をマンフレート・ゾンマーの解釋に從って考察したもの。
 書き下ろし新稿「VI ヨーロッパの近代とポストモダン」も、人文主義的文化を論じて興味そそる。そこで使はれたスティーヴン・トゥールミン著はその後『近代とは何か その隠されたアジェンダ』と題して出た譯書で讀めるが、それ以上に著者に評價され、近代の辯神論について引證されるオード・マルクヴァルト『偶然性の弁護』が譯刊されぬものか……。せめても邦譯のある「人文科学の不可避性について」(中尾健二譯、『静岡大学教養部研究報告 人文・社会科学篇』29-1、1993.9#)をウェブで讀む。
# http://dx.doi.org/10.14945/00005159
 本書全體を通し、ポストモダニズムに引き寄せて再評價されるロマン主義思想等は、掬すべきものありにせよ、今となってはドイツ特殊事情に偏した時論めいてしまって共感を興すまい。それよりも、合理主義や統一性に對する「偶然」「偶発性」をキイワードとして讀み直す方が面白い(卷末「索引」に立項あり)。――例へば、「II 近代化と合理主義・反合理主義」で引證されるロルフ・グリミンガーの論にクリスティアン・トマージウスが取り上げられてゐたが、法律家でもあったトマジウスが蓋然性論でも知られたことは偶然性に注意する觀點からは見逃せない筈。で、手代木陽『ドイツ啓蒙主義哲学研究――「蓋然性」概念を中心として』(二〇一三年)を讀むと……?

目次 http://renqing.cocolog-nifty.com/bookjunkie/2011/05/1992-34da.html
http://book.geocities.jp/studia_humanitatis_jp/newbooks2003.html

芥川と菊池―近世名勝負物語 (1956年)

文藝春秋新社 / 1956刊 / - /
購入: 2011-03-11  /¥100
未読 古書

[投稿日] 2011-03-11

 翌一九五七年十一月自由国民社より『近世名勝負物語』第十二として再刊、一九六一年十二月読売新聞社刊『梢風名勝負物語』第十に「出版の王座」と共に再録。