[投稿日] 2015-08-04
目次で「特集」と銘打たれた別冊宝島風マルクス解説より、第二特輯とも言ふべき「宝島明解 国語・英和辞書操縦法」(pp.135-166)が目當て。表紙では「辞書繰縦法 選び方と使い方」と記し「繰」に誤植する。
[投稿日] 2015-08-04
目次で「特集」と銘打たれた別冊宝島風マルクス解説より、第二特輯とも言ふべき「宝島明解 国語・英和辞書操縦法」(pp.135-166)が目當て。表紙では「辞書繰縦法 選び方と使い方」と記し「繰」に誤植する。
[投稿日] 2015-08-02
「限定三百五十部」「発売所 京王商事株式会社」。發行所をウェブサイトで「京央書林」と記すは、二〇〇〇年十二月に商標登録無效を京王電鐵グループから訴へられて一字改稱したらしい。
http://keiosy.web.fc2.com/
http://shohyo.shinketsu.jp/originaltext/tm/1053983.html
一連の書誌シリーズの最終刊で、最も厚くがっちりした本。それで目を着けられてしまったか。
「今度の書誌づくりほど楽しかったことはない。」「本書作成に当たり、北海道大学神谷忠孝教授には「十一谷義三郎・書誌」に引続き何かとご教示を頂き、跡見学園女子大学菊池弘教授には、資料・論考について細かい御指導を賜りました。」「多忙な社長業の傍ら、余技ともいうべき仕事なので意に満たない点も多いが、私の性格上いい加減な仕事はしていないつもりである。」(「あとがき」p.466・470)。
岩田光子「作品解説」pp.387-404
岩田光子「片岡鐵兵の文学」pp.436-450
片岡藍子「鐵兵と娘」pp.452-465
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA49971212
[投稿日] 2015-08-02
國會圖書館所藏無し。奧附刊記に「著者兼発行者 石沢澈」とあり「現住所 北海道学芸大学旭川分校史学研究室」。標題紙に「謹呈 柴田実先生/著者より」とペン書き。本文に誤植訂正の書き入れあり。
Cf. http://mediamarker.net/u/bookish/?mid=2333105
奧附「著者略歴」に「京都帝国大学国史学科卒業、大学院にて研究」とあり、京都大學文學研究科圖書館のみ藏するは著者寄贈か。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB00369293
日本史研究者にしては、内容は歐米歴史哲學各書の紹介である。京大の前に「日本神学校(東京神学大学前身)卒業」といふ履歴の所爲か、宗教を重視する如し。
第一章 ヤスパースの「世界史の構想」
第二章 アルバン・ウイヂアーリイの「歴史の解釈」―孔子よりトインビーまで―
第三章 ウオルシユの歴史哲学序説
第四章 ポラードの歴史教育思想
第五章 諸家のマルクス主義思想批判
第六章 トインビーの宗教史観
[投稿日] 2015-08-02
宇野浩二の回想的文學史として『文學の三十年』(中央公論社、一九四二年)『文學の青春期』(乾元社、一九五三年)の横に列ぶべし。國會圖書館所藏無し。
表紙は青山二郎風にて「裝幀 澤野井信夫」。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c6/77b80644fc330071c7605c82149f492d.jpg
目次に「自由主義その他」とある章は「自然主義」の誤植なり。
その次章「明治末期の青春期」は『文學の青春期』では「二 明治末期の青春期」に當る。
續く最終章「「白樺」と「奇蹟」」最終節の結文が「閑話休題。」であるのはいかにも宇野浩二式なれど、未完にて他日を期すの意とも見られようか。のち『文學の青春期』に「六 「白樺」と「奇蹟」」として「七」以下と共に所を得たり。
Cf. http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1665516?tocOpened=1
初章「明治初期の青春期」は『文學の青春期』に無ければ、兩書併せずして完本ならず。
[投稿日] 2015-08-02
網野善彦「梶田翁の話に寄せて」
香月洋一郎「むらを出ること、むらに残ること――「梶田富五郎翁を訪ねて」(宮本常一)の周辺」
遠藤誠治「柳田国男「浜の月夜」「清光館哀史」小論」
[投稿日] 2015-08-02
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6070585?tocOpened=1
召田潔「手塚縫蔵先生略年譜」の大正八年の項(p.157)に「折口信夫氏を招き国文学の話をきく。爾来連続三十年間折口先生来講の基となる。」「柳田国男先生の学問を移入して東筑摩郡誌の出版あり」と記される人物だが、民俗學關係者の寄稿は見えず、「基督者」として取り上げる文が目立つ。
[投稿日] 2015-08-02
本文卷頭(p.9)には「追悼特集 さよなら 寺田透」と記す。
[投稿日] 2015-07-25
「古田東朔教授略歴・業績目録」が目當て。工藤信彦(成城學園)舊藏雜誌と共に列んであり。
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6060182?tocOpened=1
[投稿日] 2015-07-25
小野清一郎『日本法理の自覺的展開』(有斐閣、一九四二年十二月)に對抗して、主にドイツ法・フランス法との比較法的研究によって「明治以後の法律及び法律學の發達」を綴った法學史。二〇〇九年にオンデマンド版の再刊あり。
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1045283?tocOpened=1
[投稿日] 2015-07-25
所藏機關は國會圖書館・神奈川近代文學館・日本近代文學館・明治新聞雜誌文庫・立教大學くらゐ、やけに少ない。
恰も『科學ペン』(三省堂)が前月創刊、日本ペンクラブが一年前の一九三五年十一月設立だが、便乘か。志波宗一郎(本誌記者)「狂人と語る――武藏野腦病院探訪記」p.143には「いや、ペン俱楽部とは別でして」と見える。中岡宏夫「反古帖」(p.163)に「縁あつて、かういふ雜誌の編輯をすることになつたが、何分ズブの素人である上に、年齒若輩」云々とあり。中岡はのち牧野吉晴を初代編輯長とする『文藝日本』(文學と美術社、一九三九年六月號~)の創刊同人にも參加、「法政大学教授片山敏彦の門下だが、誰との人間関係で加わっているかは不明」とされるが(都築久義「「文芸日本」について」『淑徳国文』26、一九八四年十二月、p.238)、本號「美術時評――云はねばならぬこと――」が牧野吉晴執筆なので縁故はここに遡ると知れる。
Cf. http://hdl.handle.net/10638/4097
http://jairo.nii.ac.jp/0192/00000844
後繼誌は『綜合文化雜誌 讀書界』(三笠書房、一九三七年五月~)。これも稀覯。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11711709
「父を語る」とて、内田魯庵・芥川龍之介・石川啄木・夏目漱石について回顧文が四篇。内田巖「父魯庵と趣味生活」が面白い。なほ『中岡宏夫小説集 白像』(學藝社、一九四〇年)の裝丁も内田巖である。
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1890343?tocOpened=1
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/24624502.html
[投稿日] 2015-07-24
外函に「夫二男裝」とある(CiNii注記は「不二男」と誤寫)は岡村夫二らしい。
http://d.hatena.ne.jp/foujita/20080120/p1
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1234791/5
[投稿日] 2015-07-20
隔月偶數月發行、平凡社發賣、表1に曰く「メディア時代の最前線を探る人間情報誌 Excite-CALL」「創刊3号」。
連載「フツーの出版社」(石田陽子、pp.30-31)は「新書館」、「本屋の人々 第3回」(石田陽子、pp.34-35)は「「本が好きだから、この仕事」 田口久美子(西武ブックセンター船橋店)」である。
http://www.demeken.co.jp/blog/2012/04/post-533.html
[投稿日] 2015-07-20
裸本。書名は背文字・中扉(本文用紙)では假名書きで「いしずゑ」だが、表1・標題紙では「礎」一字のみ。副題は中扉より採ったが、外函にも記されてゐるやうだ。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1122838/22
[投稿日] 2015-07-11
國會圖書館所藏無し。石沢澈(とほる)はのち北海道教育大學勤務。同大附屬圖書館旭川館か京都大學文學部圖書館にしか入ってない自刊の著書が多い。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA7657965X
見返しに「謹呈 柴田実先生 著者より」とペン書き。はるばる京都より流れて來たか。柴田實は一九九七年三月歿。
Cf. http://mediamarker.net/u/bookish/?mid=2343567
「序」末に「本書は畏友有坂隆道學兄の並々ならぬ御盡力によつて出版の運びとなつた」とあり。
[投稿日] 2015-07-05
背文字にのみ「五月號」と記す。目次には「月刊書物趣味襍誌」と冠す。
中野榮一「雜誌側面觀」(pp.23-28)が雜誌に關する細かな文獻書誌を列擧紹介して有益。もしや中野榮三の變名か。しかしこれ程の人にして、前田愛山(千賀良)編『最近 全國新聞紙雜誌總目録』(警眼社、一九〇七年一月)が漏らされてゐるのは不審。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897407
卷末、秋朱之介「字幕」(pp.84-86)に曰く――「本誌は今毎月二千部刊行してゐます。」「本誌は大變經營が苦しいのです。返品のたくさんあることと、集金の少いことは。[句點ママ]經營者に對して、私としても大變心苦しく、また編輯してゐても力がのりません。定價四十錢の雜誌を七掛で大取次へ出すとして一部の代金二十八錢の集金しかないのです。之が直接讀者になつていただければ一部の入金が四十錢になります。」「もし皆樣の御助力が得られませんでしたら、經營者への手前、私は本誌の編輯一切から手を引きたいと思ひます。」「雜誌の編輯者がこ[ママ]うしたうちは[ママ]のことをうち明けて書かねばならないとは。何といふなさけないことであらう[。]しかし私の意志はきまつてゐます。この願が實現されなかつた場合私は再び本誌上で皆樣にまみゆることをいたしません」。
[投稿日] 2015-07-05
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1480379?tocOpened=1
表紙は前號まで墨一色だがこの號より赤罫入りの二色刷り。
[投稿日] 2015-07-05
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1480380?tocOpened=1
挾み込みあり、「おわび」を添附して曰く「前號所載「吾輩は書物である」の揷繪は二枚共印刷所の不注意により、顛倒して揷入されましたので、玆に訂正したのを揷入しましたから、前號のとお取換へ願ひます」とて、pp.187-190分の刷り直しを插む。
p.202「寄贈書目」中、「▽出版研究 第四號、木村毅『出版の文化史的使命』、島中雄作「早稻田人とその事業」等記載(三十錢・淀橋區戸塚一ノ六四七・早稻田大學出版研究會)」とあるに注目。
Cf. http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20140310/p1
[投稿日] 2015-07-05
挾み込み、郵便局の「払込通知票」と共にガリ版一葉、曰く「四月で前金切となりました[。]どうぞ引続き御予約下さいます様お願い申上げます。 麦」。
「サロン・ド・ムギ」中に「前号誤記訂正」(p.8)あり。
[投稿日] 2015-07-05
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1480381?tocOpened=1
[投稿日] 2015-07-05
地名・部落史研究者として語られ、圖書館人の側面は觸れられない。
「編集後記」(大国正美)に曰く、「落合さんの著作目録は、『歴史と神戸』119、180号でまとめられているが、実はごく一部。志水豊章さんの協力を得て当日配布したものを作ったがまだ不十分。脱落があれば、ご教示願いたい」。
目次
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/7939984?tocOpened=1
http://www.kobe-sigakukai.com/nc/htdocs/?page_id=54