[投稿日] 2015-05-09
非賣品。世界思想社の三年後に教育圖書出版の教学社を併立。
[投稿日] 2015-05-09
非賣品。世界思想社の三年後に教育圖書出版の教学社を併立。
[投稿日] 2015-05-09
橋本寛之・小島輝正・平林一・土橋寛・飛鳥井雅道・猪野謙二(司會)「《座談会》 批評と研究」
杉山康彦「論文紹介 鷹津義彦氏「日本文学史家の史観と方法」大谷短期大学紀要」
高田衛「《書評》 松田 修著『日本近世文学の成立――異端の系譜――』」
ほか
[投稿日] 2015-05-09
年二回刊。挾み込み二點、『同胞各位に訴へる(その七)』(一九八三年十月)『仝(その八)』(一九八四年十月)。舊藏印「藤田豊藏書」。
特輯が四部より成るうち「批判」「研究」「實踐」は無用なるも「文獻」が保守派國語國字問題論のブック・ガイドとして有意義。
[投稿日] 2015-05-09
特輯名、原文ママ。正字ならば「學舍」とあるべき表記が「學舎」なのは、表紙でも目次でも本文でも一貫して誤ってゐる。
執筆者は千葉縣下の中學・高校教諭が目立ち、教育者の説教臭い精神主義は鼻持ちならぬ。卷末に「調査」として「藩校一覽」「藩校の讀本」等を備へるのが有用。
挾み込み三葉、「月曜評論 平成元年10月30日 第979号」「あらたま第二十七號評(到着順)」「國語の復權 豐源太著」。舊藏印「藤田豊藏書」。
[投稿日] 2015-05-08
「特集◉漢和辞典の歩み」、やはり近代が手薄。松井利彦「明治維新と漢語辞書」は未だ現行の「漢和」の體例が成らざる明治初期の前史、江連隆「『康熙字典』と日本の漢和辞典」は「漢和」でなく「漢語辞書」の節に重野安繹ほか監修『漢和大字典』(一九〇三年。江連は「大辞典」と誤記)・榮田猛猪編『大字典』(一九一七年)の二種を擧げるに留まり、望月真澄「漢和辞典の新展開」も明治・大正期は各節觸れる程度のみ。やや小史に代へられる記述に白川静「字通の編集について」(『字書を作る』所收)中「二 従来の字書の編集法について」があり、また阿辻哲次「漢和辞典の歴史」(辞典協会編『日本の辞書の歩み』)中「13 明治・大正の漢和辞典」が白川の言及しない『大字典』に紙幅を割いてゐたが、どうにも國語辭書に比べて近代漢和辭典史は餘りに略述でしかない。批判書も、國語辭典が幾つもあるのに漢和は小原三次編著『本邦六大、中堅『漢和字典』をこきおろす』(モノグラム社、一九七二年十二月、非賣品)切り。山田忠雄『漢和辞典の成立』(一九五八年)でも「成立」後の「明治36年→昭和19年」は卷末で簡短に濟ませたやうで、のち同述『近代國語辭書の歩み その模倣と創意と 上』第一部第二章「漢和辞典の成立と其の超克」(一九八一年七月)に至ってやうやく「厚い記述」が得られる。しかしなぜかこの章が參照された漢和の辭書史を見掛けない。『日本語学』二〇一二年十月號「特集 漢和辞典の新展開」はどうなのだらう。
特輯記事の外、入谷義高「幻の「支那文学史」」が目を惹く。青木正兒による豫定項目中、斯波六郎擔當の「散文史」「評論史(文)」が成らなかったのは惜しい。
連載「東洋学の系譜」は矢島文夫「37 前嶋信次」。
高島俊男「湖辺漫筆24 温公殺すに刃物は要らぬ」は、支那學用語における長篇ならぬ「長編」の意味を説いたもの、のち『ほめそやしたりクサしたり』(大和書房、一九九八年七月)所收。
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4425952?tocOpened=1
[投稿日] 2015-05-02
實際の發賣は四月廿三日頃らしい。
Cf. http://minakuma.exblog.jp/24394705
九年ぶりの復刊。挾み込み送り状「『熊楠研究9』の送付について」の差出人は「南方熊楠研究会準備委員会」。つまり奧附等には「熊楠研究会編」とあるも同會は正式には未成立と判ぜられる。卷頭「『熊楠研究』の復刊について」は「『熊楠研究』編集委員会」の名義となってゐる。
「南方熊楠・岡茂雄往復書簡」は、標題には記してないが前半のみで、次號にも續載の由。昭和初年に出版界の一角を占めた岡書院から見た出版史の資料でもある。わからず屋で誤解から猜疑心を起こす南方に懇々と説明する岡の手紙が、自づと當時の出版業界の慣行の記述を成す。
目次 http://www.minakata.org/cnts/kankoubutu/index.cgi?v=54200
[投稿日] 2015-05-01
第六十九號/復刊第十二卷第三號、以後休刊。卷末に「附録「赤い鳥」總目次」を載す。
最終ページ欄外に新刻にて「「赤い鳥」複刻版 日本近代文学館④」とあり、原色表紙も含めた複製版だが、複刻刊年は一九六八年か一九七九年か不明。
[投稿日] 2015-05-01
16ページのフリー・ペーパー。特輯「中之島図書館はすごかった。」
インタビュー記事「ココがすごい/本と人 「書を司る」ということ。」中、「ビジネス支援課/司書 小笠原弘之さん」(p.6)の末尾に曰く――「レファレンスでお受けする質問は、確かにより回答が難しいものが多いです。一方で、図書館や司書の質を向上させることにもなる。開架数を増やして自分で見つけ出してもらうのが図書館の醍醐味ですが、利用者の方から質問されると、その分、図書館の蓄積が増えるのでラッキーだと思っています(笑)」。ここに、『図書館は市民と本・情報を結ぶ』(勁草書房、二〇一五年三月)所收の小林昌樹「「参照」してもらうのがレファレンス・サービス――インダイレクトこそサービスの本態」を讀み合はせれば――就中、その「2.2 「高度レファレンス」は課金が必要か?」で他ならぬ大阪府立圖書館が事例であったことに鑑みれば――、なかなかに意味深。
http://www.nakanoshima-univ.com/about/tomin/
http://www.nakanoshima-univ.com/pdf/tomin_vol82.pdf
http://blog.goo.ne.jp/hanul-palam/e/8d762f90c872bd4999571c949de29a8f
[投稿日] 2015-05-01
學史早わかりの足しに。
目次 http://www.yuhikaku.co.jp/jurist/detail/014003
[投稿日] 2015-04-25
むしゃこうじ・みのる、永積安明、石原昭平、野村博久ら。
[投稿日] 2015-04-25
論創社發賣、二月・五月・九月・十二月年四回刊。
「追悼 大熊信行の遺したもの」、杉原四郎・新明正道ほか。編集部「大熊信行主要著作目録」には各書の細目を記載。
[投稿日] 2015-04-25
中村光夫・平野謙・吉田精一・三好行雄(司會)「座談会 近代文芸評論の成立と展開」
浜野卓也「中野重治小論――枝葉的事実の凝視から第一義の道へ――」
ほか
座談會は『近代文学評論大系』(一九七一年十月~)刊行を機にしたもの。
[投稿日] 2015-04-25
「特集 『日本語学』の20年」、表紙と背には「創刊20周年記念号」と冠す。卷末「『日本語学』特集一覧」は刊年順、二〇〇二年七月臨時増刊號「創刊20周年記念 『日本語学』総目録」での「特集目録」は五十音順。
目次 http://www.meijishoin.co.jp/book/b98242.html
[投稿日] 2015-04-25
タイプ印刷か。『世界文学会 会員名簿 会則 1987年3月』挾み込みあり。目を惹いたのは下記。
井上正篤「小説類型論―シュタンツェルの場合―」
和田洋一「隨筆的書評 二〇年間の執念―高村 宏の業績を前にして―」
後者は、目次では「和田洋二」と誤植。『ドイツ反ファシズム小説研究』評だが、「階級的観点」に拘はる高村に對し、自分の一九三〇年代の經驗を回顧しつつ「人民戦線方式」を考慮すべきことを説いてゐる。「八〇年代の今日」(p.69)になほ!
http://sekaibungaku.org/journals
[投稿日] 2015-04-25
平野謙・三好行雄「対談・現代において批評とは何か――小林秀雄に触れつつ――」
秋山駿「評論の思想と文体――それは一つのドラマになり得る――」
吉田凞生「「私の人生観」私見」(目次で著者名「凞」字の二水+ノを手偏に誤植)
ほか
河盛好蔵・山本健吉・吉田精一(司會)「鼎談 「新しき古典」の誕生」は『日本近代文学大系』豫告宣傳にて、「近代文学注釈の意義」をいささか説く。卷末に『日本近代文学大系』全卷内容を載せ、豫約申込葉書挾み込み。
[投稿日] 2015-04-25
非賣品、編者は長男、歿後十年記念。挾み込みあり、内田純平編『『内田勇三郎追想集』執筆者の紹介』本文七ページ。國會圖書館・CiNii所藏無し。
内田・クレペリン作業檢査法で知られる心理學者。他に戸川行男・外岡豊彦・内田純平編『心理学者内田勇三郎のしごと』(日本・精神技術研究所、一九八三年)、内田純平『迷留辺荘主人あれやこれや 心理学者内田勇三郎の生き方の流儀』(近代文芸社、一九九五年)があるらしいが未見。
[投稿日] 2015-04-25
「特集=江口渙追悼」
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/7973533?tocOpened=1
[投稿日] 2015-04-25
野口冨士男「生まれたる自然派 徳田秋声」
後藤亮「正宗白鳥の鬼気」
榎本隆司「自然主義評論」
ほか
[投稿日] 2015-04-25
相馬庸郎「写生文小考」
由良君美「イギリス‐ロマン主義文学――その思想と現実――」
ほか
[投稿日] 2015-04-25
外山滋比古「現代読者論」
吉田精一「小説の研究態度」
関良一「『当世書生気質』と『浮雲』――日本近代小説への序説――」
ほか