[投稿日] 2009-10-29
カテゴリー: 本・雜誌(857件)
▼歴史の風景―歴史家はどのように過去を描くのか
[投稿日] 2009-10-29
▼マックス・ウェーバーにおける歴史科学の展開
[投稿日] 2009-10-29
歴史主義を問題にしたウェーバー自身に歴史主義的考察を適用することによってウェーバー思想の變化(つまりそれも歴史だ)を捉へてゐて、狙ひ所はいい。平明な文章も好感が持てる。ウェーバー屋さんに留まらずに、史的認識論や歴史學方法論に寄與してくれることを期待したい。
『マックス・ウェーバー 普遍史と歴史社会学』も見ること。
http://www.sociallibrary.jp/entry/4872622251/
目次 http://www.minervashobo.co.jp/book/b49453.html
▼月瀬幻影―近代日本風景批評史 (中公叢書)
[投稿日] 2009-10-29
近世文人の風景批評が主題だが、裏テーマは歴史的に見た學問論・知識人論でもある。
學問(といふか學藝)論の一節――「学問が、同じことだが知識と言葉が、歴史的に眺めて、この社会で初めてそれ自体の価値と力量とを自覚して学に本来的な自律性の原理に生きることを開始した。[……]/といって、このことがただちに学問が実際の政治ないしは行政に用いられたことを意味するととるのは早計にすぎる。そもそも知識と言葉が、それがほんもの[四字傍點]であるならば、いわゆる実際社会において、政治や経済や軍事の領域で有効であるなどという保証はどこにもありはしないのである。たとえば、国家有用の学問というのは明白な形容矛盾にほかならず、事実は国家に有用であるとき、その学問は無邪気にも堕落している、つまり学ではない。無用性こそほんものの学の名誉の印なのだといっていい。」(p.377)
ついでに、讀書論・教養論の一節も。特に前半――「けだし教養とは自分一個の精神の成長に資するもの、清風[=十聲樓主人]のばあいには、町なかの雑音かしましい熱鬧に暮らしながら、その卑俗をきらって拒絶するのではなく、読書によって形成された生を間接化する力――生にたいしては本質的に暗示引用[アリュージョン、引喩]にほかならない読書から得られた知によって、卑俗も含めた生の直接性を捨象して、生全体を抽象化し観念化することによって、反転して生と世界とを全称的に肯定することのできる穆如たる心の作動――によって、喧騒と静寂また卑俗と風雅の即事的な差異を撥無して、世界の中に確固たる生の位置を占めうるまでに彼の精神を育てるものであるからである。」(p.247)
▼マガジンハウスを創った男 岩堀喜之助
[投稿日] 2009-10-29
▼大学の誕生〈下〉大学への挑戦 (中公新書)
[投稿日] 2009-10-29
▼糸と痕跡
[投稿日] 2009-10-29
▼20世紀の仏教メディア発掘
[投稿日] 2009-10-29
▼エロスの原風景─江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史
[投稿日] 2009-10-29
▼大学の誕生〈上〉帝国大学の時代 (中公新書)
[投稿日] 2009-10-29
▼明治文化研究会事歴 (1966年) (関西大学国文学会刊行図書〈第2〉)
[投稿日] 2009-10-29
雜誌『新舊時代』→『明治文化』の總目次は『幕末・明治研究雑誌目次集覧』(日本古書通信社、1968)より細密。さすが田熊渭津子。あとは索引があればいいのに。
関西大学国文学会『國文学』第四十號「特集・明治文化研究会事歴 」(一九六六年十月)をページそのまま刊本とせるもの。挾み込み一葉あり、「「あとがき」で断っておいた『覆刻 世のうはさ』を、この本の発送間際になって見る機会を得たので、急ぎ別刷にして添える」と。
Cf. http://kokubun.sakura.ne.jp/wp/?page_id=150
田熊「『明治文化研究会事歴』補遺」(関西大学国文学会『國文学』第四十二號、一九六七年十二月)を併せ、また「『明治文化研究会事歴』以後――吉野作造・尾佐竹猛著作目録・木村毅と翻訳文学年表――」(『書誌索引展望』第4卷第2號、一九八〇年五月)も見るべし。
目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2988625
▼小唄伝説集
[投稿日] 2009-10-29
▼グーテンベルクからグーグルへ―文学テキストのデジタル化と編集文献学
[投稿日] 2009-10-29
▼瘠我慢の精神 福沢諭吉「丁丑公論」「瘠我慢の説」を読む (朝日文庫)
[投稿日] 2009-10-29
▼デザインの現場 2009年 10月号 [雑誌]
[投稿日] 2009-10-29
▼自然主義のレトリック
[投稿日] 2009-10-29
▼歴史学と社会理論
[投稿日] 2009-10-29
▼改造社と山本実彦
[投稿日] 2009-10-29
甘い。筆者を取り替へて書き直せ。
▼ブックデザイン
[投稿日] 2009-10-29
▼文学的記憶・一九四〇年前後―昭和期文学と戦争の記憶
[投稿日] 2009-10-29
目次 http://honto.jp/netstore/pd-contents_0602735661.html