研究と動員

日本評論社 / 1944-12-20刊 / - /
購入: 2015-09-27  /¥100
未読 科学・テクノロジー

[投稿日] 2015-09-27

〈日本評論叢刊4〉、「第一刷發行(五〇〇〇部)」。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA47266286
 稻村耕雄「序」に自ら曰く、「第三部は今後の出版において、重點となる科學技術に關する書籍雜誌の條件を追求したものである」(p.2)。
 著者の大戰中の活躍はブログ『書物蔵』が紹介し、纏めた。
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20050305/p1
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060528/p2
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20080229/p1
書物蔵「カードと分類で大東亜戦争大勝利! :もうひとりの稲村さん、国際十進分類に挺身す」『文献継承』第22GO、二〇一三年四月
http://u.jimdo.com/www400/o/sb368cb4c0c6f5e7c/download/mc4f0247cd9f35266/1412233600/%E3%80%8E%E6%96%87%E7%8C%AE%E7%B6%99%E6%89%BF%E7%AC%AC22%E5%8F%B7%E3%80%8F.pdf

風信 第一号(通刊十一号)

風信の会 / 1988-07-01刊 / ¥800
購入: 2015-09-19  /¥100
未読

[投稿日] 2015-09-19

 審美社發賣。通卷ならぬ「通刊」はジャケット袖刊記の原文ママ。國會圖書館所藏無し。
 本年五月十一日購入の三號に續き田村書店店頭均一箱に放出。
大家利夫「『月下の一群』の造本」
岩切信一郎「伊上凡骨」
気谷誠「ヴァロットン・凡骨・クローデル」
山田俊幸「指月社の「本」
城眞一「リルケとロシア文学(序)Ⅰ
山田俊幸「秦 豊吉=都市の相貌 1. 伯林=ベルリン」
佐藤健二「「価値は無価値」なのか?」
ほか
 佐藤健二は柳田國男論の社會學者でなく柳宗悦論の文學研究者。

Cf. http://mediamarker.net/u/bookish/?mid=2291519

日販四十年のあゆみ 文化の流れを支えて Nippon Shuppan Hanbai Inc. 40th anniversary 1949-1990

日本出版販売 / 1990-04-01刊 / - /
購入: 2015-08-23  /¥300
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-08-23

 刊記は「発行日 平成二年四月」とあるのみにて日附無し。「編集協力 大日本印刷株式会社CDC事業部年史センター」。挾み込み有り、「ご挨拶」(代表取締役社長 五十嵐一弘、平成二年五月)一葉。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008427700-00

季刊 子どもの本棚 21「特集 子どもの本の研究をふかめるために」

明治図書出版 / 1977-08-01刊 / - /
購入: 2015-08-16  /¥100
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-08-16

 奧附刊記は「昭和五二年八月発行」とのみありて日附無し。
 「子どもの本の研究」と稱し、兒童文學研究から出ようとして、なほ離れ切れずにゐるところが問題。卷頭「座談会 子どもの本の研究をどうすすめるか」にて最初に問題提起する鳥越信曰く、「児童図書のなかには文学以外のジャンルもあるからという、単純なものではないんです。ゴーリキイは、理科的なものまで含めて全部児童文学と呼んでいいと言っているくらいですから、子どもの本はすべて児童文学だと、ぼくらも考えているのです」――ウン、まづその文學への拘泥を脱却しなくっちゃ。そして心理學や教育學に助力を仰ぐ前に、本そのものを研究する書誌學・書物史に開眼すべし。

礎(いしずゑ) 株式會社 誠文堂新光社創業三十周年記念

誠文堂新光社 / 1941-06-01刊 / - /
購入: 2015-07-20  /¥500
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-20

 裸本。書名は背文字・中扉(本文用紙)では假名書きで「いしずゑ」だが、表1・標題紙では「礎」一字のみ。副題は中扉より採ったが、外函にも記されてゐるやうだ。

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1122838/22

イコール '83年8月号VOL.03

東京313センター / 1983-08-01刊 / ¥580
購入: 2015-07-20  /¥100
未読 マスメディア

[投稿日] 2015-07-20

 隔月偶數月發行、平凡社發賣、表1に曰く「メディア時代の最前線を探る人間情報誌 Excite-CALL」「創刊3号」。
 連載「フツーの出版社」(石田陽子、pp.30-31)は「新書館」、「本屋の人々 第3回」(石田陽子、pp.34-35)は「「本が好きだから、この仕事」 田口久美子(西武ブックセンター船橋店)」である。 

http://www.demeken.co.jp/blog/2012/04/post-533.html

書齋 第十五號

書齋社 / 1927-06-20刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

植松安「書庫の起源」
有賀朗廬「淺草海苔の話」(未完、次號に續く)
竹原蕭々「羽田野文庫」

 ゆまに書房書誌書目シリーズでの合本複刻(一九九三年)と別に、青木書店出品目録に據ればこの十五號を一九七五年に複刻した悠陽文庫といふのがあるらしいが所藏機關見當らず。
 http://rdr.supergenji.jp/sgenji/D1/d1.pl?val=000106175023/

本 Philobiblon NO.4(第1巻第4号)「特集・恩地孝四郎」

麦書房 / 1964-05-20刊 / ¥150
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 奧附刊記では「麦書房」の儘だが表紙では「麥書房」と正字表記に變ってゐる。
 「編集後記」p.48脇に「第三号正誤訂正」あり。
志茂太郎「造本青春」
編集室編「恩地孝四郎書誌(未定稿)」
編集室「恩地孝四郎年譜(未定稿)」
ほか
 峯村幸造「書物ところどころ――野田本の奥付――」は「奥付ところどころ(3)」で、末尾に「第三回を終ります」とあるが、次號に載ってないのでこれにて連載終了か。

本 Philobiblon NO.15(第2巻第5号)

麥書房 / 1965-05-20刊 / ¥60
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 挾み込み、郵便局の「払込通知票」と共にガリ版一葉、曰く「四月で前金切となりました[。]どうぞ引続き御予約下さいます様お願い申上げます。 麦」。
 「サロン・ド・ムギ」中に「前号誤記訂正」(p.8)あり。

本 Philobiblon NO.2(第1巻第2号)

麦書房 / 1964-03-20刊 / ¥150
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

瀬沼茂樹「足助素一と叢文閣」
庄野誠一「作家の原稿」
ほか
 目次に無いが、「第一号正誤訂正」(p.36)あり。同じく「古書ジャーナル」(pp.35-36)は即賣會の近状を傳へる。

書物趣味 PHILOBIBLON 第一卷第四號

ブックドム社 / 1932-12-10刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

目次 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1480380?tocOpened=1

 挾み込みあり、「おわび」を添附して曰く「前號所載「吾輩は書物である」の揷繪は二枚共印刷所の不注意により、顛倒して揷入されましたので、玆に訂正したのを揷入しましたから、前號のとお取換へ願ひます」とて、pp.187-190分の刷り直しを插む。

 p.202「寄贈書目」中、「▽出版研究 第四號、木村毅『出版の文化史的使命』、島中雄作「早稻田人とその事業」等記載(三十錢・淀橋區戸塚一ノ六四七・早稻田大學出版研究會)」とあるに注目。
Cf. http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20140310/p1

本 Philobiblon 創刊号(第1巻第1号)

麦書房 / 1964-02-20刊 / ¥150
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 堀内達夫編輯、月刊。pp.22-25落丁。表紙には「特集「四季」の詩集」、目次には「特集「四季」の詩人と詩集」とあり。
 峯村幸造「書物ところどころ」は本文中の節見出しでは「奥付ところどころ」と題する連載。
 佐々木桔梗「私の仕事」がプレス・ビブリオマーヌの來歴を綴る。

http://sumus.exblog.jp/20074409/

書物 第二年第五册 蒲月號

三笠書房 / 1934-05-01刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 背文字にのみ「五月號」と記す。目次には「月刊書物趣味襍誌」と冠す。
 中野榮一「雜誌側面觀」(pp.23-28)が雜誌に關する細かな文獻書誌を列擧紹介して有益。もしや中野榮三の變名か。しかしこれ程の人にして、前田愛山(千賀良)編『最近 全國新聞紙雜誌總目録』(警眼社、一九〇七年一月)が漏らされてゐるのは不審。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897407
 卷末、秋朱之介「字幕」(pp.84-86)に曰く――「本誌は今毎月二千部刊行してゐます。」「本誌は大變經營が苦しいのです。返品のたくさんあることと、集金の少いことは。[句點ママ]經營者に對して、私としても大變心苦しく、また編輯してゐても力がのりません。定價四十錢の雜誌を七掛で大取次へ出すとして一部の代金二十八錢の集金しかないのです。之が直接讀者になつていただければ一部の入金が四十錢になります。」「もし皆樣の御助力が得られませんでしたら、經營者への手前、私は本誌の編輯一切から手を引きたいと思ひます。」「雜誌の編輯者がこ[ママ]うしたうちは[ママ]のことをうち明けて書かねばならないとは。何といふなさけないことであらう[。]しかし私の意志はきまつてゐます。この願が實現されなかつた場合私は再び本誌上で皆樣にまみゆることをいたしません」。

愛書家くらぶ 第四号

斎藤夜居 / 1967-04-20刊 / - /
購入: 2015-07-05  /¥0
未読 本・図書館

[投稿日] 2015-07-05

 「第四号」は奧附では「第四冊」。「400部発行」。
 中野栄三「辞書の話(3)」、相變らずこの著者のものは文獻情報が豊富でためになる。誰か梅原北明一派の文獻派・中野榮三の著作集を編まないか。
 長瀬宝「新聞の揷絵(3)――主として印刷絵画・報道絵画の発展について」は「漫画」の回、所屬が「朝日新聞本社」だからか、割にしっかりした研究的な書きぶり。『イラスト歳時記 新聞イラスト百年史』(グラフィック社、一九七一年)の編著者か、道理で。長瀬著で『新聞の挿絵 主として報道絵画の発展について』(一九六六年)と題する册子もあるらしいが、『昭和の風俗画家 長瀬寶の世界』(一九九〇年)を企劃した大磯町郷土資料館邊りで掴んでゐるだらうか。
 Cf. http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA33720563
 本誌は續く『本の虫』全三號ともども鶴見大學・跡見學園が全十號所藏。
 http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00259972